元Itamae 料理上達の秘訣

言語から、イメージ化!

レシピを見て、料理を作る時
言語(言葉)で、考えながら、作ることはないですか?


実際に、料理を作る時、

「まず、○○をして」
「次に、□□□を、△△グラム入れて」・・・

みたいに、
言語で考えながら、料理を作ることは、ないでしょうか?


僕の場合、結構、そんな感じで、作ることが多かったですね。
感覚で、作れないタイプだったので。


料理の得意な人は、
言語というより、感覚で作っているのではないかと思うんです。

だから、料理を作るのが、速い。

いちいち、言語で考えながら作っていたら、
時間がかかってしまいますよね。


初めて作る料理だったら、
言語で、1つ1つ確認しながらでいいと思う。


繰り返し作っていれば、慣れてきて、
どんどん感覚で、作れるようにもなるでしょう。


ただ、その慣れるまでのスピードを、
早くする方法は、ないものか?


それが、今回のテーマ「言語から、イメージ化!」です。


言語で、考えていることを、
イメージ化すると、どうなるだろう?


たとえば、スポーツ。


[入門書を読んで、理屈を覚える。]

こういう時には、○○に力を入れて!みたいな。

もちろん、それも大事だと思う。

けど、次のステップとして、イメージを活用したら、どうだろう?

[プロのビデオ(DVD)を買って、繰り返しみる。]


すると、
そのプロのプレースタイルが、練習の時に、うつっている、
という体験は、ないでしょうか。

その時には、「ここで、こうすればいいだな!」というように、
言葉で、考えるのではなく、
なんか勝手に、うつってしまっているというような感覚がある。

映像を見ながら、無意識に、イメージしているのでしょう。

そういう感覚を、料理にも、活かせないものか。

昔、日本料理店で働いている時、
かつらむきした大根を、きざんでいました。


結構な量があったので、早く終わらせたいな、と思っていました。

で、「速くやろう!速くやろう!
と、言葉で、自分自身を、スピードアップさせようとしたんですね。

だけど、逆に、力が入ってしまい、遅くはならないものの、
速くなることはなく、精神的に、イライラしてきたんです。

その時、ふと、イメージすることに切り替えました。
ほぼ、無意識に。

自分が「速く、きざんでいる光景」をイメージしたんです。

すると、力が入ることもなく、スイスイっと、
まさに、スイスイっと、きざむ作業が進んで、
一気に、きざみ終わったのです。


精神的にも、楽々でしたし、
結果、スピードアップしていました。

まぁ、この時は、
なんとなく「イメージ」を活用できたわけなんですが、
これを、いろいろな料理のシーンで、「意識的に」活用すると、
かなり、違ってくるんじゃないか、ということです。


おそらく、イメージも無意識に使っていると思うのですが、
それを、「意識的に」、使うことによって、
料理上達を、加速したい!ということなんですね。

言語から、イメージ活用に、シフトしていく。

これが、今回のポイントです。


もちろん、言語で考えることも大切です。
その言語に、イメージを取り入れる、という感じですね。

うまく、伝わったかな?


また、今回の話は、料理以外にも、応用できることなので、
いろいろなことに、活用していきたいものですね。


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